DIYを始めて、DIYの魅力にはまるといろいろなモノを作ってみたくなりますよね。簡単な雑貨DIYやプチDIYなら、工作や手工芸用の小型の道具でもキレイな作品が完成しますが、家具やリフォームなど大掛かりなDIYになると、ある程度道具が必要になってきます。
ところが電動工具など本格的な工具は、実に様々な種類があり、値段もさまざま。どんなDIY工具を揃えればいいのか、戸惑う人も多いのではないでしょうか。
ちょっと本格的なDIYにチャレンジしよう!という方のために、使用頻度が高く、初めに揃えると便利なDIY工具を紹介します。
初めての電動工具おすすめの3アイテム
電動ドライバー・電動ドリル
穴あけとネジ締めの必需品。これがなければ本格的なDIYは困難といえるほど使用頻度が高い工具です。
電動ドライバーは、たくさんのメーカーからさまざまな性能や機能の製品が販売されているので、自分に合ったドライバーを選ぶためには、ちょっと事前に勉強して目的どおりの電動ドライバーを見つけたいところです。

電動ドライバーは、大きく分けると3つの種類に分類されます。
- 小型電動ドライバー
- インパクトドライバー
- ドリルドライバー
ドリルドライバーとインパクトドライバーの大きな違いは、パワーと目的です!
ドリルドライバーはモーターの回転力を利用して穴あけやネジの締め付けを行うのに対し、インパクトドライバーは回転力に回転方向への打撃力(インパクト)を加えることで大きな締め付け力を発揮するというのが特徴です。それならば、インパクトドライバーを用意すれば良いのかというと、そういうわけにもいかず…。というのもインパクトドライバーは、締め付けるパワーが強いので、うまく扱わないとネジ穴自体を潰してしまったり、材料の木材にひび割れを起こしてしまったり、と上手に使いこなすには、ある程度の「慣れ」が必要とされます。
一方ほとんどのドリルドライバーには、回転の力を制御するための調整機能(トルク機能)が備わっています。指定したレベル以上の力が加わると回転力が制御されるので、締めつけ過ぎを防ぎます。ただ、ドリルドライバーは、本来、材料に穴を空ける目的で使用する工具です。ネジの締め付け役は、やはりインパクトドライバーが最強でしょう。
堅い木材や鉄パイプなど、女性の手作業では困難なネジ締めも一瞬にしてできてしまいます。
このようにあると大きくDIYの幅が広がる便利な電動ドライバーですが、初めての購入は、どちらの機能も搭載されて、扱いも簡単な小型の電動ドライバーでお試ししてみることをおすすめします。
女性の手でも扱いやすいサイズで、値段もリーズナブル。ネジ開けやネジ締めなどを安全に行える手軽な小型ドライバーがあるので、いきなり本格的で高額な電動ドライバーを調達するよりも、扱い方に慣れてから、自分に合ったものを選ぶと失敗を防げますよ。
電動丸ノコ
DIYにおいて、木材を真っすぐ切ることはとても重要です。円盤になったノコギリ刃を電動で高速回転させて材料をあっという間に高速切断します。
ホームセンターで木材を購入するときには、木材のカットサービスが利用できるので、ノコギリが不要なことも多いですが、DIY歴も長くなり、溜まった端材を利用したり、家にある家具をアレンジしたりと、ワンランク上のDIYをするには、もっておくと非常に活躍してくれる工具です。
丸ノコギリを選ぶときのポイントは、ノコギリの刃のサイズ。一般的には外径147mm・160mm・190mmあたりが流通しています。外径が大きいと厚い木材や大きな板の切断も楽にできますが、取り外しや扱いも大がかりになり、重量も大きくなります。危険な工具ですので、扱いやすく安全に作業を行うためにも、初めての丸ノコギリは147mm~165mmあたりのサイズがおすすめです。160mm刃の場合、5cm程度の厚みまでは対応できます。
木材だけでなく、プラスチック・アルミ板・石膏ボード・タイルなどのカットも可能になりますよ。

サンダー
材料の切断、ネジの開け・締めとともに、DIYにおいて欠かせないのは、材料の表面や端をキレイに仕上げることですね。やすりがけをしないと表面がツルツルにならず、安全なアイテムではなくなりますし、見栄えも全く違ってきます。
サンダーは、おもに木材の表面を滑らかにやすりがけをするための工具ですが、さらにサンダーがけには大事な役割があります。
家具やDIY雑貨のペイントを塗り替えたり、塗り直したりするとき。先にやすりがけをして塗料を落とさないと、キレイに新しい塗料が乗りません。ムラなくキレイに仕上げるために、やすりがけをして塗料を落とすのですが、これがとっても重労働なんです!おまけに時間もかかります…。紙やすりで一生懸命磨いても、おもいのほか塗料が落ちず、一時間かけてもやっとほんの一部しか落とせなかった、なんてこともアルアルです。
というわけで、サンダーがあれば、特に女性にとっては大きく作業効率が上がり時短になります!筋肉痛も防止してくれます!
電動のサンダーは、広い範囲でも一気にムラなく広く磨けます。サンダーにもいろいろな種類がありますが、DIYアイテムの仕上げや塗装剥がしの目的ならオービタルサンダーが扱いやすく使いどころも多いと思います。女性なら振動が少なく、身体への負担も軽いミニタイプのサンダーもおすすめです。

自分に合った電動工具を慎重に選んで長く使う!
初めてのDIYにおいて、多くの工具を揃えることは必須ではありませんが、本格的なDIYにチャレンジするとなると、ある程度、電動工具の力を借りないと困難なことも出てきます。
電動工具は種類やメーカーも多種多様にあり、値段もピンキリ…。
初めから高価な道具やいろいろな種類の工具を買い揃える必要はありませんが、長く活躍してくれる工具を求めるなら、やはり安さだけで判断しない方が良いですね。まずは、ひとつずつ必要に応じて良品を選びながら、買い進めていきましょう。