額縁の中からトリックオアトリート! 飛び出すおばけの絵画風オブジェ
ハロウィーンはお好きですか? 私は毎年、お店やウェブ、テレビなどのハロウィーンムードを感じるとわくわくしますが、いつも波に乗り遅れてしまいます。今年こそ! と意気込み、おばけが飛び出すかわいい(……と思ってもらえたらよいのですが)オブジェを作ってみました。時季外れなので、ハロウィーンっぽすぎず、オールシーズンお部屋に飾ってもおかしくないような作品を目指しました。壁掛けタイプをイメージしておりますが、フレームの裏側はスタンドになっていますので、賃貸住宅でも問題なく飾れます。
- フォトフレームまたは額縁:1個
価格…¥108
※今回はハガキサイズのフォトフレームを使用しています。
※お好みでサイズを変更してください。 - 石粉粘土:1袋
価格…¥108 - 発泡スチロールボール(Φ50):1個
価格…¥108
購入場所…全て100円均一
材料
- スプレー塗料
- アクリル絵の具
- スポンジ
- 筆
- ホットグルーガン
- 伸ばし棒
- 工作用マット
- 竹串
- 紙やすり
- カッターナイフ
使用した道具
- 2~3時間
作業に要した時間

準備
スプレー塗料を使用する準備をします。
手や衣服に付着すると落ちなくなってしまうので、汚れても問題ない服と靴を着用してください。
使い捨ての手袋とマスクを装着し、周りが汚れないように、作業スペースには新聞紙や段ボールなどを敷きます。
スプレー塗料の成分は人体に有害なのはもちろん、臭いも強力ですので、なるべく屋外で作業することをおすすめします。
手順
❶フォトフレームを、フレーム(写真左)の部分と裏板(写真右)の部分に分解します。面材(写真を保護する透明の板)は使いません。フレームをスプレー塗料でゴールドに塗装します。裏面以外、見えるところはすべて塗った方がよいです。(私は黒で下塗りしましたが、必要ないかもしれません。)

❷フレームの塗料が乾燥したら、アクリル絵の具で色を足します。この工程はお好みですが、私は暗めのゴールド(色名:アンティークゴールド)をスポンジで軽く塗布し、古びた感じを出してみました。汚し加工用の塗料やテクニックなどもあるみたいなので、もっとこだわりたい方は是非試してみてくださいね。
❸裏板をアクリル絵の具で黒に塗装します。スポンジを使って、ポンポンと叩くように塗り広げていきますと塗りムラが少なく、独特の質感が出ます。乾燥したらフォトフレームを組み立てます。壁掛けにしたい場合は、組み立て前に金具などを取り付けた方がよいと思います。
額縁の準備はこれで完了です。

❹おばけ部分を作ります。石粉粘土を5mm程度の厚さに伸ばし、発泡スチロールのボールにかぶせます。余分な粘土は適当にカットして、形を整えます。指に水をつけて表面を撫でると滑らかに仕上がります。多少でこぼこした部分が残っていても、後でやすりをかけるので問題ありません。

❺おばけの後ろの部分から、余分をカットします(額縁から出る長さを調節します)。粘土部分はテグスを巻き付けて引っ張ると簡単に切り取ることができます。発泡スチロールの部分は、カッターナイフなどを使って切ります。綺麗に切れなくても、隠れる部分なので問題ありませんが、中心部分が飛び出してしまうと裏板部分に貼り付かないのでご注意ください。

❻石粉粘土でおばけの手を作り、貼り付けます。形状や長さはお好みで。私はだらんとした感じにしてみました。

❼竹串などを使って、おばけの顔を描きます。失敗したら、水をつけて粘土を塗り込むとツルツルのお顔に戻ります。

❽おばけを乾燥させたら、断面と表面を紙やすりで整えます。特に断面は、板に接着する部分ですので、できるだけ平らになるように気をつけます。
❾削った粉をはらって、アクリル絵の具で塗装します。目と鼻の部分にも色を入れます。
❿ホットグルーガンでおばけを裏板に接着します。グルーがはみ出ると目立つので、黒いものを使うことをおすすめします。ホットグルーガンはたいへん熱いので、やけどに気を付けて作業なさってください。
⓫アクリル絵の具で接着部分など細かな部分を修正して、出来上がりです。
完成!
ポイント
石粉粘土は重くなるので、発泡スチロールのボールを核にします。すべて粘土で作るよりも乾燥時間が短くなります。
写真の作品はとてもシンプルですが、お菓子やハロウィーンモチーフの飾り、リボンなどでデコレーションしてもかわいいと思います。
また、おばけを人間の手やリアルなお人形にチェンジしたり、血をイメージした塗装を施せば、一気にホラーテイストに。
裏板に鏡を使っても面白いですね。
感想
とにかくハロウィーンのDIYをしたい! と考えておりまして、ふと思いついたのが今回の飛び出すおばけです。体調が優れず、すっかりハロウィーンの波に乗り遅れてしまいましたが、今年はこのおばけと一緒にハロウィーンを迎えたいと思います。制作から記事の執筆まで、楽しく進めることができました。
オブジェもプチDIYで自作にチャレンジ!
編集後記
今回で6回目、久々の執筆となります。時季外れのハロウィーンDIYでしたが、いかがでしたか?
おばけや魔女、カラフルなお菓子のモチーフは、ハロウィーンでなくても見ていて楽しいですよね。365日、いつ作っても楽しいのですが、やはり今年こそは本番に間に合うように頑張りたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。