DIYでちょっとの隙間もあきらめずに収納スペースへ早変わり
我が家は自由設計で築2年になる新築です。キッチンの使い勝手もできる限り想像して建てていただいたつもりですが…冷蔵庫の横、食器棚の隣、市販のものをそろえていくとどうしてもちょっとした隙間ってできてしまいますよね。うちの場合は食器棚の隣に11cmちょっとの隙間ができてしまいました。
これはもったいない!!
隙間収納の棚や可動式ワゴンを探してみましたが、さすがに11cm幅の商品がなかなか見つからず、思い切ってDIYを決意しました!
- フリーラックポール 幅9cm×長さ180cmのものを2つ…★
値段…¥1,480×2=¥2,960 - 棚板 3つ
値段… ¥428×3=¥1,284 - 棚板を取り付けるためのネジ 12個 値段… ¥216
- 取っ手 2つ
値段…¥678×2=¥1,356 - キャスター 4つ
値段…¥98×4=¥392 - 補強用端材 1つ
値段… ¥0(家にあったもの)
※合計金額 ¥6,208
※いずれも購入場所はホームセンター
材料
- フリーラックポールについて
今回はこちらの写真のものを購入しました。あらかじめ溝が作ってある部分に棚板が取り付けられるようになっていて、ポール自体にはすでにネジ穴も開いているので私のような初心者の方でも簡単にDIYできるはずです!
備考
- 工程①~③ ホームセンターのDIYスペースにて小1時間
- 工程④ 自宅にて小1時間
作業に要した時間

準備
棚板ですが、フリーラックポールの売り場にいろいろな種類がありました。幅はポールと同じ9cm、高さは溝の高さに合うものを購入しましたが、奥行きがキッチンに合わなかったため木材カットサービス(1カット34円)でカットしてもらいました。
手順
あいにく家には最小限の工具しかないので、❶~❸までの工程は近所のホームセンターで電動ドリルを借りて(無料)DIYスペースで済ませ、あとは自宅へそれぞれのパーツを持ち帰って手動のドライバーでねじをぐりぐりして取り付けました。
❶フリーラックポールに取り付ける棚板側3枚の各端にもネジ穴を2つずつあける。
❷フリーラックポールの穴に合わせて取っ手を取り付ける。
ポールの溝部分にある穴と穴の間隔と同じ間隔でネジ穴のある取っ手がたまたま見つかったので、穴あけなしでネジを差し込むことができました。強度、負荷の事を考え、2つ取り付けてみました。

❸棚板の1つの下面にキャスターを取り付ける。
可動式のラックにしたかったので、1番下の溝に取り付ける棚板にキャスターを付けました。
多少重いペットボトルなども収納できるよう、キャスターは許容荷重が1つにつき28Kgのものを四隅に計4つ取り付け、念のための補強用と高さ合わせのため、棚板に端材をくぎ打ちしてからキャスターを取り付けています。

❹各パーツを取り付ける。
ここからは自宅で作業していきます。
収納したいものの高さに合わせて棚板をセットし、手動のドライバーでネジ止めしていきます。あらかじめネジ穴をあけてあるので女性の力でも楽に取り付けられ、強度もばっちりです。
完成!!


反省
作業時間自体はかなり少なく、単純な作業ばかりだったと思います。しかし、私自身DIYにそれほど慣れていないため、思い立ってから材料をそろえ、作業にとりかかるまではかなりの時間がかかってしまいました。
いろんな方のSNSやインターネットでどんな材料を使うべきなのか等事前に情報収集をしすぎたり、ある程度コストもおさえたいからと100円均一をぐるぐると回ったり…といろんなことを考えているとだんだんとモチベーションが下がってしまいます。大体のものはホームセンターで揃います!そしてコスパも良いです!何より、ホームセンターの店員さんに思い切って相談してみると必要な部品や工具などもアドバイスいただけますし、強度や負荷の観点でも助言いただけました。
今回使用したフリーラックポールを見つけた時は一気に道が開けた感覚でした(笑)
感想
自宅に電動ドリルや工具がなくてDIYをあきらめている方も、ホームセンターのサービスを利用すればだれでも簡単にDIYを始められます。
店舗にもよると思いますが、今回調べてみたところ電動ドリルは数百円でレンタルもできるようですので自宅で集中して一気に完成させることもできると思います。また作業中の汚れが気になるという方は店内にDIYスペースを設けている店舗も少なくありませんのでぜひ調べてみてください。足りない材料もすぐに買い足せますし、音も気にせず作業できます。
また、木材のカットもかなりおすすめです。あっという間にしてもらえますし、機械なのでななめになってしまったり、切断面がきたなくなってしまうような失敗もありません。
各家庭できっとストックを抱えているであろうペットボトルやワイン、焼酎ビン、キッチンペーパーなど、かさばるものも幅は10cm程度だと思います。少しの隙間もあきらめず、可動式のラックを設置できれば収納スペースも確保でき、便利で快適なキッチンに早変わりです。
今回ネジできちんと固定した棚板は3段分ですが、キッチンペーパー等の軽いものを乗せるだけなら100円均一のベニヤ板でも十分でしたので、はめこんでさっそく4段にしてみました。今後スパイス類が増えたら、またベニヤ板を追加していきたいと思います。
みなさんもすっきり快適な隙間収納づくりにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
隙間がなくなり収納も増える!DIYならではのお役立ちアイテム
編集後記
通販サイトではお馴染みの隙間収納ラック。天井まで使用できる収納ラックをネット購入すると結構送料もかかるので高くついてしまいます。自分でDIYで作ってしまう発想が素敵ですね!たかだか10cmの隙間でも、このように活用するとビックリするほどたくさんのものが収納できます。
自分のお部屋にできた隙間にジャストサイズの収納を自作できるのは、DIYならではの魅力ですね。特に賃貸のお部屋だと、中途半端な隙間ができて気になっている人も多いのではないでしょうか。
DIYレシピがあれば、設計のアレンジも簡単です。ぜひ市販では手に入らないピッタリサイズの隙間収納ラックにチャレンジしてみてください!