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DIY初心者さん向け!塗料の基本知識

ローラー刷毛で塗装

塗料の種類

DIYをするにあたって欠かすことのできないアイテムである塗料。実に多くの種類があるので、どれを選べば良いのか悩むことの多いDIYアイテムです。

初心者が塗料選びに困らないための、おさえておきたいDIY塗料の種類や特徴についての基本知識を紹介していきます。

塗料の種類は分類方法によってさまざま

塗料選びに混乱してしまう大きな要因は、種類の豊富さにあります。塗料は原料の種類別に分類されたり、木工用・鉄部用など使用目的に応じた分類、水性・油性の分別、家具用・屋外壁用など塗る場所別に分類されたりと、分類方法自体がいろいろあります。

例えば、塗料に使用されている溶剤によって分類される水性塗料、油性塗料。いずれにおいても、色の決め手となる顔料の種類によって、塗膜を作らないステイン系の塗料、ワックスやニスなど塗膜を作る造膜系塗料に分類されたり、塗膜を作る塗料の中でも、ペンキ、ウレタン、ワックスなど種類がいっぱいです。
スプレータイプ、液体、固形など形状にも複数の種類がありますね。防虫効果・防腐効果を追加したラインナップも豊富です。
さらに実際に使用するときには、オイル塗装のあとにワックスがけをするといった具合に、異なる塗料を重ねて使用することもあるので、塗料の種類や使用方法は複雑多岐にわたっています。

これからDIYをしようという初心者さんは、特に使用頻度が高い木工用塗料と、水性塗料・油性塗料の基本的な違いをおさえておき、特殊な塗料を使用したいときには、その特性や塗り方を必要に応じて都度確認して塗料を選んでください。

水性塗料と油性塗料の違い

塗料の原料は、主に顔料・樹脂・溶剤という3つの要素で構成されています。このうち、シンナーを溶剤として使用しているのが油性塗料、水を溶剤にしているのが水性塗料です。
水性と聞くと、水に濡れると色落ちしそうなイメージですが、乾いてしまえば水性塗料も色落ちすることはありません。一方、油性塗料も乾いてしまえばベタつきません。

このように水性塗料と油性塗料では、溶剤に違いがあるものの、溶剤が揮発し完全に塗料が乾いてしまうと、性能に大きな違いはありません。ただ、ペイントしてから乾くまでの時間は、水性塗料の方が早く、水で塗料を薄めたり、手や刷毛についた塗料落としができることから、水性塗料の方が圧倒的に扱いやすいです。そのため、水性塗料は油性塗料よりも種類も豊富に取り揃えられており、DIY初心者さんのペインティングには水性塗料がおすすめです。

そのほかにも水性塗料と油性塗料には以下のような違いがあります。

水性塗料の特徴

  • ほぼ無臭
  • 塗料を薄めるには「水」が必要
  • 塗装に用いたハケや手についた塗は「水」で落とせる
  • 低温の環境では乾燥に時間がかかる
  • 乾燥後、油性塗料ほどの艶や塗膜は見られない
  • 木材のアンティーク風塗装に適している

油性塗料の特徴

  • 強いシンナー臭があるため、室内の塗装には注意が必要
  • 塗料を薄めるには「ペイントうすめ液」や「ラッカーうすめ液」が必要
  • 塗装に用いたハケや手についた塗料を落とすためにも「うすめ液」を使う
  • 気温や湿度にもよるが、乾燥までに数時間の時間が必要
  • シックハウス症候群の原因となるVOCが含まれている塗料が多い
  • 乾燥後は、美しい艶のある塗膜ができる
  • 金属の塗装に適している
木工のDIY塗装のイメージ

木工用塗料について

木工製品には、次のようのものが代表的な塗料として使用されています。

ステイン

油性のオイルステインと水性のステインがあり、仕上がり時に木目がキレイに残される塗料として、DIYでも多く使用されています。ステインとはシミを意味します。名前のとおり塗膜はなく、木材の内部に浸透するので、無垢材のような風合いの仕上がりになり、特に油性のオイルステインを使うと高級感が出ます。

オーク材・パイン材・チェリー材など無垢材のようなカラーバリエーションが豊富です。

ニス

水性・油性があり、乾燥後は透明度が高い膜が出来て艶が出ます。油性ニスの方がより厚い塗膜ができ、表面の保護にもなるので、傷の防止目的にはおすすめです。艶をあえて出さないつや消しタイプもあります。

ワックス

ワックスは、蜜蝋など蝋を原料としています。ワックスには、固形タイプ・ペーストタイプ・半固形タイプなど形状がいろいろあり、塗料としてだけでなく保護材としても利用されます。木目はそのまま活かせるので、色付けにはステインやオイルを使用し、その後、色や木材を保護材の表面を保護するためにワックスがけすることが多いです。

自然な光沢やナチュラルな仕上がりが魅力でDIYとも相性の良いワックスですが、ワックスがけした表面はやや熱や水に弱いので、使いどころに注意が必要です。

ブライワックス

オイル

木部の奥まで塗料が浸透するので、艶だし効果はなく、木の質感や木目がキレイに残ります。自然の植物油経由の成分で強い臭いや揮発成分が含まれていないので、室内の木工製品の塗装に適しています。木材そのものの温もりや木肌の質感を残したDIYアイテム作りにはオイルがよく使われます。重ね塗りによって色合いや風合いを調整できますが、経年によって褪せや色落ちが生じて来るので、メンテナンスが必要です。

ウレタン

ウレタンは、乾燥後、プラスチック・樹脂のような硬い塗膜を作る塗料です。表面にコーティングができ耐久性や耐水性に優れているので、子ども用のイスなど傷が出来やすい家具のなどには、木材の多用されます。

ウレタン塗料は弾性に優れ、傷もつきにくいですが、一度ついてしまった傷は目立ちますので、傷の補修や塗り直しなどのメンテナンスが必要です。

ミルクペイント

アンティーク風のカラフルなペイントをしたいときに人気の水性塗料。アースカラーに近いマットな色合いです。塗り方や色落ち加工によってアンティーク風の家具にしたり、ポップなデザインにしたりアレンジができ、DIYでも簡単に塗装できるので、DIY女子に人気の塗料です。

ミルクペイント

漆の樹液を原料として作られる塗料。木材に高級感のある光沢や艶ができます。古くからの伝統工芸品にも使用されており、ヨーロッパでも日本の漆製品は人気があります。

漆液は、皮膚についてしまうとかぶれてしまう劇薬で、塗装にも技術を要するので、初心者のDIYには不向きです。

水性塗料は扱いやすく、手入れも簡単でDIYにおすすめ

塗料を塗ることで、見た目の色合いや艶だし・アンティーク加工などの質感をデザインするほか、傷や腐敗から木材の保護にもなります。自分の目的に合わせてピッタリの塗料を選びましょう。

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